「ウゴルスキ」を聴いて−少ないYoutube!
「ウゴルスキ」の名前を初めて聞いたのは、「ディアベッリの主題による33の変奏曲」。(そりゃそうだ!)CDを聴いて、この曲の面白さを初めて知ったのだ。(「ブレンデル」のCDでしか聴いたことがなかった)日本でも彼の名が知れ渡ったのはこのデビュー盤。
- アーティスト: ウゴルスキ(アナトール),ベートーヴェン
- 出版社/メーカー: ポリドール
- 発売日: 1992/09/26
- メディア: CD
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(これだけ丁寧な解説がついたのは日本で初めてでしょう、野鳥図鑑かと間違うほどだ)。
- アーティスト: ウゴルスキ(アナトール),メシアン
- 出版社/メーカー: ポリドール
- 発売日: 1994/04/25
- メディア: CD
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今回この記事を書いているのは、偶々Youtubeで下記の動画をみたからだ。
ウゴルスキって、こんな曲も弾くんだなぁと、新鮮だったのだ。
でも、天才であるのには間違いない。鬼才ではない。
(鬼才といえば「アフェナシエフ」は、ウゴルスキより有名になってしまった!)
とにかく、一流なのに廃盤の嵐。彼のCDの数々を買っておいてよかったと本当に思う。
(彼の経歴については、もういいでしょう。充分紹介されていると思う)。
彼のCDで意外だったのが「シューベルト」の「幻想曲/さすらい人」。これのライナーノートにこうある。
この曲は彼がまだそれを弾ける段階に至っていない時期に、教師から止められたのに「自分から進んで」難技巧の音楽に挑んだ思い出深い曲なのである。それは1960年代はじめの、彼がレニングラード音楽院の学生だった頃のことである。
「過去に最も私の心をとらえた曲は、シューベルトの《さすらい人》幻想曲です。この曲は厳格な規律と共に、説明のできない自由さを表しています。最終の試験に合格したのちに以前の先生に逢うと、教授は”ああ、さすらい人!”と私に呼び掛けたものです。」
でも、この曲には、ポリーニ、リヒテルをはじめ、そうそうたる先輩の録音があるから、果たしてベストか?と言われれば???
- アーティスト: ウゴルスキ(アナトール),シューマン,シューベルト
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2006/01/13
- メディア: CD
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- アーティスト: シカゴ交響楽団,スクリャービン,ブーレーズ(ピエール),ウゴルスキ(アナトール)
- 出版社/メーカー: ポリドール
- 発売日: 1999/03/17
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最後に少ない彼のYoutubeのパート2をUPして終える。
P.S.ブーレーズと言えば、最近こんなCDを入手しました。
http://musique.fnac.com/a1106586/Antoine-Bonnet-Epitaphe-Rayon-de-nuit-Terre-habitable-CD-album
「ジュリアン・グラック」の散文に曲想を得たらしいけど、散文て「シルトの岸辺」じゃないのか?