ONE MORE RED NIGHTMARE−忘却(オウム真理教&ELP)
3連休から数日経ったが、地下鉄サリン事件の事で何も書く気がせず、メディアであの悪夢がどう扱われるかをチェックしていた。
新聞も読んだが、扱いは小さい。
私事は書かないようにしているが(前記事で思いっきり書いているけど)、どうしても忘れられない。
(自分は取り締まる側でした)。
有機リン化合物、早朝マラソン、申請書類受理etc。
あの事件の色々な些事を思い出しては、牛のように反芻を繰り返してばかりだった。
かなり呻吟したが、書けない。こんな無関係な本も読んだ(岩波文庫版で読んでいたが再読)。
- 作者: ルードルフオットー,Rudolf Otto,華園 聰麿
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 2005/04/01
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実は「松本サリン事件」の時、自分も新聞等のメディアを信じた(化学職の先輩も"どうやって×××化合物をムニャムニャしたのか"と言いながら信じていたようだった)
河野義行さんのその後の態度は、到底自分には真似出来ない。
http://www2k.biglobe.ne.jp/~ndskohno/
動画にも幾つかあるが省略。ただ、あの被害者の被害者たる奥さんを介護していたTV映像は忘れられない。
自分は「オウム事件」に拘り過ぎているのかもしれないなぁ。
《話題転換》
野球で、韓国対ベネズエラ戦があったが、ベネズエラといって即思い出すのは「グスターボ・ドゥダメル」そして同じ南米の「アルベルト・ヒナステラ」*1。参照:Alberto Ginastera - Wikipedia
でも、実は両者とも好きではない。が、「ドゥダメル」のでましなのを。
- アーティスト: ドゥダメル(グスターボ),マーラー,シモン・ボリヴァル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ
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「ヒナステラ」のYoutubeは適当に選んでみた。
*2
作品としては、ちょっと趣味じゃない(瀬田敦子さん怒らないでネ、あなたは素晴らしいです)。
参照:Atsuko Seta 瀬田敦子 Official Website
そこで、”目隠し”で自分のCD棚から一枚選んでみた。*3
何が出てきたかというと、「フランク/交響曲 ニ短調」のシャルル・デュトワ指揮。
- アーティスト: モントリオール交響楽団デュトワ(シャルル),フランク,ダンディ,デュトワ(シャルル),モントリオール交響楽団,ティボーデ(ジャン=イヴ)
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- 発売日: 2009/05/20
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フランクについては専門家&ファンが多数書いているので、自分が彼の音楽については述べること無駄だが、
フランス人作曲家でBEST5に入ると思う
でも、デュトワは最近忘れていたなぁ、今何をやっているんだろう?別に知りたいとも思わないけど(ファンの方ごめんなさい)。
どうしても、デュトワというと”フランス作品”のカラフルなイメージが先入観としてある(多分持っているCDは他に3〜4枚だと思う)。
さて、先に少し書いた昔の自分のバカ記事群にはロックの文章が全くない。
ここまでの文章はまるで内容が無いし、クラシックのYoutubeもちょっと・・・。
どうも不満気味なので、もう一度CD棚から、今度はロックから”目隠し”で、選ぶ。*4
(ちなみに、自分のCD棚はロックとクラシックに区分してあるだけで、作曲家とかアーティスト順には整理していません)。
目を開けると、今度は「ELP」のファースト・アルバム。
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「ELP」なんて知らない人も多いと思うので、一応WIKI(不本意ながら日本の)を紹介。エマーソン・レイク・アンド・パーマー - Wikipedia
「ELP」は、今でも熱狂的ファンがいる(が、イーノはELPの解散を”本当にめでたい!”と発言した。彼が「ELP」を嫌った理由は分かる)。
では、再度Youtubeを紹介(選ぶのにえらく時間がかかった、再生回数が凄いのでビビる)。
肝心の”トッカータ”全曲はみつからずも、上記の「ヒナステラ」のYoutubeとほぼ同じです。
この曲は、明らかに「バルトーク」の引用箇所がある。
もう一丁!*6
さらにもう一丁!!!
こういうパフォーマンスをした「キース・エマーソン」は実は自分の鍵盤楽器のテクニックが十分に理解されず、不満をもっていたはずだ。
一応断っておきますが、彼のピアノ技術は、そんじょそこらの”クラシック”のピアニストとは比べものにならない水準です。
「ELP」も凄かった!
タイトルに「忘却」と書いたので、この本(好きな小説です)もオマケに紹介して終わる。*7
- 作者: モーリスブランショ,Maurice Blanchot,豊崎光一
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 1992/11
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