2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

図書館幻想−「ボルヘス」・「諸星大二郎」・「ランガナタン」

「ボルヘス」の「バベルの図書館」を再読。ごく短い短編だが、数回読む。伝奇集 (岩波文庫)作者: J.L.ボルヘス,鼓直出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1993/11/16メディア: 文庫購入: 32人 クリック: 158回この商品を含むブログ (164件) を見る全体的な感想…

再び赤い悪夢&気を取り直してここらで一服−「呉智英」

まだ、オウム真理教絡みで、知識人&評論家の態度をネット上でさがして、彷徨う。 感想はただただ、”疲れた!”の一言。 どの評論家も、その他の一般のブログも、非難と論争合戦だ。 無数のオウム事件への分析&位置づけの中で、誰が正しく、誰が間違っている…

ONE MORE RED NIGHTMARE−忘却(オウム真理教&ELP)

3連休から数日経ったが、地下鉄サリン事件の事で何も書く気がせず、メディアであの悪夢がどう扱われるかをチェックしていた。 新聞も読んだが、扱いは小さい。 私事は書かないようにしているが(前記事で思いっきり書いているけど)、どうしても忘れられない…

無駄に過ごした日曜日のこと−ジョン・バロウマン・サイモン・アムステル・ディック・フランシスetc

朝、新聞を読む。TV番組ページ欄をチェックする。相変わらず観たい番組ゼロを確認。本を読む。といっても再読から。気にかかる事があるので『Mind パフォーマンス Hacks』を再読&解決。Mind パフォーマンス Hacks ―脳と心のユーザーマニュアル作者: Ron Hal…

石川淳の「佳人」の紹介

小説を書くことなどとても出来ないと痛感させられたのは、石川淳のデビュー作『佳人』を読んでから。 下記にその作品の”冒頭”を引用する。 わたしは……ある老女のことから書きはじめるつもりでゐたのだが、いざとなると老女の姿が前面に浮んで来る代りに、わ…