漫画

『HELLSING』完結!−吸血鬼について私が知っている二、三の事柄

次に、傷口を舐めながら血を飲む。そして永遠が続く限り続くにちがいないこの時間ずっと子供は泣く。今言ったようにして抜き取った、まだ、ほかほかと温かい子供の血ほどうまいものはないぞ。塩のように苦い彼の涙を別にすれば。人間よ、君はたまたま指を切…

図書館幻想−「ボルヘス」・「諸星大二郎」・「ランガナタン」

「ボルヘス」の「バベルの図書館」を再読。ごく短い短編だが、数回読む。伝奇集 (岩波文庫)作者: J.L.ボルヘス,鼓直出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1993/11/16メディア: 文庫購入: 32人 クリック: 158回この商品を含むブログ (164件) を見る全体的な感想…

傑作吸血鬼漫画ー『ヘルシング』

吸血鬼の定義は曖昧だと思う。『羊たちの沈黙』の中で脇役の警官がJ.フォスターに「彼(ハンニバル・レクター博士)は本当にドラキュラだと思う?」と尋ねるシーンで首を捻った。どう考えてもレクター博士は「人食い(カンニバル)だろう。」では、吸血鬼と…