映画

『地球が静止する日』−

『地球が静止する日』を観た。地球が静止する日 <2枚組特別編>〔初回生産限定〕 [DVD]出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン発売日: 2009/05/02メディア: DVD購入: 5人 クリック: 30回この商品を含むブログ (64件) を…

世間知らずのサスペンス映画鑑賞

「殿下は世間知らずだ」 「何を〜!僕のどこが世間知らずだ!」 「じゃぁ剔抉という言葉を知っていますか?」 「剔抉?」 「ほら知らない、やはり世間知らずだ」 『パタリロ』よりうろ覚えの抜粋 昨日、ツタヤでDVDを2本レンタルして観た。色々さがして…

『悪魔のいる映画史』

タイトルは「悪魔のいる文学史」または、「悪魔のいない文学」のもじりのつもり。悪魔のいる文学史―神秘家と狂詩人 (中公文庫)作者: 澁澤龍彦出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 1982/03/10メディア: 文庫 クリック: 8回この商品を含むブログ (12件) を見…

「クリストファー・ウォーケン」

Wikiで「悪役」を検索すると、数少ない外国人悪役のなかに『クリストファー・ウォーケン』の名前があった。 彼については、Christopher Walken on stage and screen - Wikipediaを参照のこと。 彼が、スターになった出世作はいうまでもなく、「ディアハン…

悪役の魅力「ルトガー・ハウアー」

『ヒッチャー』のリメイク版をみて、腹が立った。 1986年の「R.ハウアー(Rutger Hauer)」が、助演?のJ.ライダーを演じた不条理なサスペンスの名作にケチがついたように感じたからだ。 ストーリーは単純だ。ただ、車の搬送をしている若い男が、謎の男…

「イアン・マッケラン」

「イアン・マッケラン」の「ゴッド・アンド・モンスターズ(Gods and Monsters)」を再度みた。「イアン・マッケラン」については、もう付け足すこともないだろう。Ian McKellen - Wikipedia 今回、この映画をみて、「ゴールデンボーイ(Apt Pupil)」Apt Pupil (f…

解釈不要の「ツィゴイネルワイゼン」

自分の子供の頃はもっと自由に映画について勝手にあれこれしゃべっていたと思う。『去年マリエンバードで』をみて「うーん訳が分からん」とか『ブレードランナー』をみて「凄い!傑作だ!」とか。 それがいつの頃からか、映画をみる際に自由に個人が語ること…

「異色作家短編集」−『赤い影』を観てデュ・モーリアを読もう

『異色作家短編集』をこれから不定期に取り上げていきたい。最初はマイナーな「デュ・モーリア」*1を選ぶ。デュ・モーリアといえば、ヒッチコックの「鳥」&「レベッカ」の作者として余りにも有名だが、本来彼女の作風はサスペンスではない。どちらかと云え…

ウィリアム・フリードキン

『ウィリアム・フリードキン』=『エクソシスト』*1の監督という構図が出来上がってしまっている。勿論『エクソシスト』は個人的に好きなホラー。彼自身の生い立ちはよく知らない。ただ、貧しい少年時代を送ったようだ。 Friedkin's mother was an operating…

パラジャーノフの素晴らしさー魔術的な色彩感覚

パラジャーノフといえば『火の馬』、『火の馬』と言えばパラジャーノフ。それが一般的な評価。その彼の作品が何故か日本でデジタル・リマスター版で続々と出て、その中の『サヤト・ノヴァ(邦題:ざくろの色)』*1という作品に出会い衝撃を受けた。ざくろの…

ルイス・ブニュエル賛

ルイス・ブニュエル(Luis Buñuel)といえば『アンダルシアの犬』ばかり喧伝されているような気がする。 ストーリーとしては何が何だか全然わからないっていうようなもんなんですが、夢を描くのも現実を描くのも同じ映像なのだ、素材は同じだと思うと突然わ…