ゲイ

エミリー・ディキンソンについての小さなメモ−死人を起こすな!

エミリー・ディキンソンに、特別な思い入れは無い。 ただ、気にかかる事があったので取り上げてみたい。対訳 ディキンソン詩集―アメリカ詩人選〈3〉 (岩波文庫)作者: エミリーディキンソン,亀井俊介出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1998/11/16メディア: 文…

「ゲイ文学は、いまや存在しない!」−

愛聴CDのみを収めたCDケースが見つからない。 朝から探しているのだが、無い!どこにも無い!決して持ち歩かず、自室においてあるのに。 必死になって探しまくるも、無い。 猫の図書館(分室を含め)全部探し、約一年くらい足を踏み入れて居ない部屋も、…

SF作家の”ゲイの檻”−「トマス・M・ディッシュ」

今月のSFマガジンに「トマス・M・ディッシュ」の追悼特集が掲載された。S-Fマガジン 2009年 05月号 [雑誌]出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2009/03/25メディア: 雑誌購入: 2人 クリック: 10回この商品を含むブログ (21件) を見る個人的に「ディッシュ」とい…

『ゲイ文化の主役たち』を読んで−その2−『サミュエル・R・ディレイニー』

『ゲイ文化の主役たち』を読んだのは随分前だが、一番驚いたのが『サミュエル・ディレイニー』の項だ。 日本でも彼の名前は有名だ。特に「バベル-17」で、華麗で、煌めく文体に眩惑されたSFファンは多い。バベル17 (ハヤカワ文庫 SF 248)作者: サミュエ…

中井英夫の『流刑地にて―ホモ・セクシュアルについて』−月光領域に生きる覚悟

中井英夫氏には、生涯一度だけのファンレターを書いたことがある。 返事のハガキには「一度遊びに来て下さい」とあったが、行かずじまいで終わった。 氏の『流刑地にて―ホモ・セクシュアルについて』は1979年9月に書かれたエッセイ。 当時と今の同性愛…